【沖縄・南城市】木の良さを最大限に生かした器をつくる工房〈gallery K.〉

クロです。
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この記事では、木を生かした器づくりをする沖縄県南城市の「gallery K.」について紹介しています。

 

いきなりですが、木は伐採されてからも形を変化させ続けているって知っていましたか?

湿度や温度によって伸びたり縮んだりを繰り返し、形や大きさを微妙に変化させ続けているんです。

また、同じ種類の木でも個性があり、部位によっても伸び縮みの程度が異なります。

なので「木」を使ってものづくりをするって、ものすごく大変なことなんですよね。

小物や繊細なアイテムになればなるほどその難易度は上がっていくんですが、なかでも「木の器」はダントツで難しいと言われています。

そんな難易度の高い木の器を作り続けている工房があります。

それが沖縄県南城市の「gallery K.」

 

今回は「gallery K.」に実際に足を運んでみた時の体験をレビューしていきます!

 

gallery K. × 藤本健さん

木で器をつくる際、通常は材木を完全に乾燥させてから成形に取り掛かります。

それは“乾燥する過程で伸びたり縮んだり変形する”という木の特性が製品に誤差を生んでしまうからです。

沖縄県南城市玉城にある〈gallery K.〉のオーナー・藤本健さんは“乾燥する過程で伸びたり縮んだり変形する”という木の特性を“長所”と捉えている職人さんです。

藤本さんはあえて木を乾燥させない状態で器を成形し、その後乾燥させます。

すると成形してから約2週間後、それぞれの器に面白い変化が起きます。

器が湾曲し始めるのです!

同じ木で同じように成形をしても、全く同じ形状にならない。

不均一な木の器たちに温かみを感じます。

全てが“手づくり”のギャラリー

こちらが沖縄県南城市玉城にある〈gallery K.〉

様々な種類の作品が置かれています。

ギャラリーとその横にある工房、またその隣にある自宅も全て藤本さんが手がけたそう。

藤本さんの世界観は器だけにとどまらず、建築様式にも表れています。

しっかりとした造りなのにどこか手作りの心地良さを感じます。

 

見事に斜面に建てられたギャラリーの室内は6畳ほどの広さ。

作品の魅力を引き立てるかのような白塗りの壁と、その壁から飛び出た淡い色味の木棚が設置された空間が広がっています。

 

ギャラリーの一番大きな窓は磨りガラスになっており、あえて外は見えない仕様に。

擦りガラスを通して入ってきた優しい光が室内を明るくしてくれます。

窓に最も近い木棚に置かれた作品に思わず見惚れてしまうほどに素敵です。

 

広葉樹の個性を生かした器づくり

藤本さんの手掛ける木の器は全て広葉樹です。

主に使用される材木は「ホルト」「ガジュマル」「アカギ」

硬い木の持つ特性を生かした器づくりです。

木目の荒々しさと上品さは一点ずつ異なります。

 

成形後、漆を2度3度厚塗りした作品には重厚感が生まれます。

小さなお椀でもしっかりとした存在感。

 

不安定なバランスでもあえてそのままに。

藤本さんの手にかかると木は磁器のようにも見えます。

 

マニュアルも型もない。個性を大事に育む

「仕入れた丸太から何をつくるかはその時の気分で決めますね」

職人気質を漂わせる藤本さんはそう語ります。

成形のイメージは直感。

長年に渡って木に触れてきた藤本さんだからこそ分かる感性があるように感じました。

 

特別に工房の中も見せていただけることに。

成形に必要な様々な機械と工具が配置されています。

木の匂いが心地良い空間です。

 

藤本さんの器づくりには「こうでなければいけない」がありません

持っている特性を存分に生かすことで価値が生まれているように感じます。

僕たち人も木も同じなのかもしれませんね!

 

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グルメ系の投稿が多いです。

遡ると日本各地を旅していた時の投稿もあります。

 

  • この記事を書いた人

クロ

元インテリアコーディネーター。 現在はWebライター・サイト運営をしてます。 2017年〜フリーランスになり、日本を旅している途中です。 (コロナウイルスの流行に伴い自粛中) 日々の生活の様子はInstagramに載せています。

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